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バンドン紹介

2017.01.06

はじめに、私たちの拠点であるバンドン市から紹介させてください。

東西6400キロにも及んで広がるインドネシアの国土は広大です。日本の本州並みの大きさを持つ主要5島の真ん中に位置するのが、ジャワ島。首都ジャカルタを擁するこの島には、約1億5千万人、インドネシアの人口の半分以上が集積しています。

私たちのインドネシア現地事務所があるバンドン市は、首都ジャカルタから車、列車で3時間離れた場所にある、インドネシアで2番目に大きな都市です。渋滞と物価高騰により機能不全に陥っているように見える首都ジャカルタを離れ、私たちは標高700メートルの高地にある古都バンドンに拠点を置いています。

バンドンは高地にあるため、年中涼しいという特徴があり、日本が植民地化するまで300年にわたってインドネシアを支配したオランダはここに総督府を設けていました。
インドネシアは赤道直下の国ですから、年中を通して朝6時に日が昇り、夕6時に日が沈むという「かわらない毎日」が続きます。バンドンは年中最高気温が27度くらい、さいてい気温が15度くらいと、冷房も暖房もいらないパラダイスです。

バンドンはオランダ時代に教育の中心であったあったために、伝統あるトップ大学はここに集積しています。インドネシアでは国立トップ校として君臨するバンドン工科大学。初代スカルノ大統領をはじめ、インドネシア建国以来その中心を担ってきた人の多くがこの大学の出身です。このほかにパジャジャラン大学やインドネシア教育大学をはじめ数多くの大学がここに集まり、優秀な人材が街にあふれています。

バンドンは「ジャワ島のパリ」とも呼ばれ、ファッション、フード、カルチャーをリードする町としても有名です。週末になるとバンドンの涼しさとその時代の先を行く文化を求めて首都ジャカルタから膨大な人がここにやってきます。

私たちはそんなバンドンこそ、インドネシアを知るためのもっとも便利な場所だと考えています。みなさんをバンドンへご案内できることを楽しみにしております。