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インドネシアと交通渋滞

2017.03.12

インドネシアで私たちがバンドンを拠点とした理由のひとつに、都市部の交通状況があります。

イギリスのブリティッシュ・モーターオイルの調査に「交通渋滞ワースト10」(2015年)があります。結果は以下の通りです。

1 ジャカルタ(インドネシア)
2 イスタンブール(トルコ)
3 メキシコシティー(メキシコ)
4 スラバヤ(インドネシア)
5 ペテルスブルグ(ロシア)
6 モスクワ(ロシア)
7 ローマ(イタリア)
8 バンコク(タイ)
9 グアダラジャラ(メキシコ)
10 ブエノスアイレス(アルゼンチン)

それまで世界一の渋滞はタイのバンコクだと言われていたのですが、実はジャカルタでした。さらに、4位にはインドネシア第2の都市と言われるスラバヤも入っています。

ジャカルタがどれぐらいすごい渋滞なのかを考える上で、東京と比較してみましょう。
国土面積や人口でみると、ジャカルタと東京はそれほど変わりません。ジャカルタの方が若干多いくらいです。
しかし、車の保有数は東京200万台に対して、ジャカルタは440万台。倍以上も違います。

また、東京は鉄道網が極めて発達しているので、普段から車を使う人ばかりではありません。
インドネシアの場合はそれほど鉄道網が発達していないことから、車もバイクも日常的に使用されています。

単純に、インドネシアの渋滞は東京の2倍どころではないようです。

その点、バンドンの道路状況はスムーズです。夏の軽井沢のように涼しく、オランダのコロニアル文化が残る街並みもきれいなのでイライラすることもありません。

たかが渋滞ですが、されど渋滞。

なれない海外の地で余裕をもって仕事をするには、最初からイライラ要因をさけておくことも必要ではないでしょうか。